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ダイナミック・デバイス 佐藤雅哉代表インタビュー① 最新自費リハ  筋力とパワーのバランスを調整してサポートするヘルステック機器“ddrobotec”の魅力とは 

ダイナミックデバイス佐藤代表の写真

脳疾患、脳性まひの治療法は理学療法士によるリハビリがスタンダードだが、昨今はロボット、機器によるものも増加傾向に。しかし、まだまだ保検の適用されない自費リハビリのため、私たちには遠い存在であることも否めない。リハビリを支援する機器とは、また、日本のおけるリハビリを取り巻く環境について、ヘルステック機器“ddrobotec”を提供するダイナミック・デバイスの日本法人である佐藤雅哉氏に、話しを聞いた。

ダイナミック・デバイスとは

弊社はスイスを本社とする“ddrobotec”(ディーディーロボテック)と呼ばれるヘルステック機器を扱う日本法人となります。スイス本社のCEOは、ロボット工学を専門とするAIテクノロジーのエキスパートであり、ロボット工学をヘルス分野に応用することを考え“ddrobotec”を誕生させました。
“ddrobotec”(ディーディーロボテック)

日本法人(ダイナミック・デバイスJapan )は2019年より“ddrobotec”の正規販売をスタートさせました。
また、2023年より一般の方にも使用して頂けるように一部店舗運営を始めました。現在、日本国内においては、国が運営をするスポーツ施設及び大学病院にて導入をし、アスリートや患者様のリハビリテーションの現場で使用して頂いております。

脳疾患がある患者に向けた利用のきっかけは“たまたま”だった

元々は、アスリートの利用を想定していました。スキーのナショナルチームの筋力強化のデータ測定のために作られた機器になります。たまたま、ナショナルチームのご家族にご病気のお子さんがいて、歩行が難しかったのです。そこで、そのお子さんに“ddrobotec”を使ってもらったのが、脳疾患のある方のリハビリに転用するきっかけとなりました。

弊社で取り扱うヘルステック機器は“ddrobotec”と呼ばれ、レッグプレス型(機器に座った姿勢で足の上で重りを押し出す運動)のAI(人工知能)機能を搭載。下半身の機能に特化した機器で、左右別々に下半身機能の測定からトレーニング、エクサゲーム(エクササイズ+ゲーミング)を一つの機器で行える設計になっております。なぜ、下半身に特化しているかと言うと身体の構造上、体幹機能から下半身機能に関してが、大きな割合でQOL(生活に関する質)に関与しているからです。

人間の筋肉に似たような動きをするシステムが“ddrobotec”の中に入っていて、通常のウェイトトレーニングではなく、人間の筋肉の収縮、伸びたり縮んだりという動きに似せたトレーニングを行うことが可能です。自然な筋肉の動きが再現でき、怪我出にくいというのが特徴のひとつと言えます。
“ddrobotec”(ディーディーロボテック)の画像2

“ddrobotec”のもうひとつの特徴はデータ解析

"ddrobotec”は瞬時にデータを取得し、解析することが特徴のひとつです。“ddrobotec”は下半身機能を多角的な側面から解析をし、『筋力・パワー・認知速度・感覚器機能・柔軟性 等』を測定する事が可能で、解析されたデータは、ご自身の携帯などでも、確認する事ができます。
“ddrobotec”の特徴データ解析のイメージ

特にディスプレイ上で認識した情報を、中枢系(脳)で処理して下半身で瞬時に反応するといったトレーニング効果を実感して頂く事ができます。(これを我々はMuscle Centric Cognitive Training : MCCT と呼んでおります。)

ソフトウェアの開発として、色々フィードバックをいただいて、より簡単にだれでもみえるデータにするということを今目指しています。

脳性まひ児に必要なのは、“筋力”と“パワー”

“ddrobotec”では、筋力、パワーが測定できるとお伝えしましたが、階段をあがるときや、歩くときにスピードをかけたものがパワーになります。パワーがなければ、力があっても歩けないのです。そして、もう一つ重要なのは、転倒するときにどれだけ足が速く出るのかといったような反応速度。人間の体というのは、すべて脳で処理され、体に反映されます。この繋がりが遅いと、体の反応が遅くなってしまうのです。"ddrobotec”は、脳と体の協調性をしっかりとトレーニングできます。
“ddrobotec”(ディーディーロボテック)を使ったトレーニングの様子

運動を考えたときに、筋力と体のコントロール、この二つを考えなければなりません。筋力があがれば、身体能力が上がると考えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、それは誤りです。どれだけ、脳が体を支配していうのか、神経の数を増やすことのほうが重要なのです。

神経は筋肉に張り付いているので、神経を増やすことで、体が動くようになったりする。要は、脳と体を繋ぐ神経のパイプをどんどん太くしていくイメージです。中枢系の疾患の患者さんの場合、細胞が残っている部分が機能しなくなった部分を補うことができると言われています。新しい回路を作り、その周囲の細胞が補っていく、増やしていくイメージです。筋肉がなくても、しっかり神経が太くなって強くなってくると、できなかった動作ができるようになる可能性はすごくあるのです。そのためには、繰り返すことが大切です。繰り返さないと繋がっていきません。同じ動作を何千回、何百回、何万回繰り返すことがすごく重要です。

運動は神経系の発達からはじまります。どれだけ外部の刺激に対して体が反応できるかにかかってくる。筋力が上がっても、神経を使ったコントロールができなければ、自立的な動作が難しい。特に中枢系の疾患の患者さんは、筋肉を強くすることが難しいので、筋力を上げるということよりかは、神経のコントロールを正常化させていくことが重要になってきます。“ddrobotec”は、神経のコントロールを正常化する使い方に特化しております。

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