サープレメンバーでの会合【メキシコでの再生医療について】
メキシコにて骨髄幹細胞を使った、再生医療を体験して来た方たちの、体験談を聞く会を開きました〜！
これ実は５ヶ月ほど前に開催したんですけども、主催ホスト（がじゅママ）が同時刻に緊急帝王切開になりまして笑い泣き纏めるのがとても遅くなりました。ごめんなさい。
最近は、他の国での治療参加者も少しずつ増えてるので、また再生医療体験者のお話会をやりたいなーと思ってます。
なお、こちらは、あくまでも自費治療なのでお金は掛かるけど💦それでも再生医療を子供に受けさせたい！受けたらどんな効果あるの？という方たちのために開催。
メキシコを強く勧めるとかではなく、色んな国で治療が始まってるんだなっていう参考になれば幸いです。
【治療までの流れ】
○メールでモンテレイへ問い合わせ
↓
○日程調整、医療レポートなど送信
↓
○渡航 空港まで迎えに来てくれる
【費用】
１回目8,500ドル
２回目8,000ドル
（渡航費は別）
【治療内容】
骨髄幹細胞を採取し、骨髄内に戻すことにより脳神経の回復を促す
【治療効果】
○足の痙性が少し取れ落ち着い てきた
○緊張が取れた
○発声が増えた
○認知面の向上
○嚥下も後から思うと改善した
○てんかんは、効果があった人も居るし、一時的に発作が増えたり睡眠障害が増えた子も居る。てんかんがあっても治療を受けることは出来る。（再生医療は治験の場合、てんかん発作があると受けられない場合が多い）
【行うことへの危険性】
○メキシコでの治療は骨髄穿刺するので、静脈注射よりはリスクがある。パナマでは静脈点滴、アメリカでは薬剤を使って脳に幹細胞を届ける治療もあるが、これもリスクはある。
また、呼吸器に難点が有る場合、２回の全身麻酔というリスクがある。
●有効な年齢
○年齢は特に関係なく、0歳から成人の方までok
●本番入院での滞在期間
○病院でのお勧めは10日間、5~6で帰る方もいるけど、最低でも7〜8日間は滞在してた方が良さそう
●入院前後にメキシコに行く回数
○メールで日程調整して行くので、渡航は一回のみ
●入院前後の病院とのやりとり、診察、経過観察の方法
○基本メールでのやり取り、滞在中はiphoneを渡されて、それで先生と連絡を取り合う、帰国後もWhatsAppで連絡を取り合える。
●その他滞在費用総額
○滞在施設にキッチンがついていて調理も可能なので、食事代程度の現金があれば良。あとはカード決済が良し。
●滞在中の付き添いの生活はどのように行われるか（大人の食事、持ち物、寝るところ、とか）
○ダブルベッド1台、シングルベッド1台、キッチン、シャワーなどがあり、家族で滞在できる施設が用意されている。
●入院中のリハビリなど
○なし
●英語での入院中の会話は、
・どんなレベルが必要か
・日本語でもある程度いけるか
・子どもと医療者間での意思疎通は可能か
○ドクターは英語可能だが、ナース、病院スタッフは基本スペイン語。
○通訳さん紹介する事も可能(一時間3600円程度、メキシコペソかドル支払い）
○Google翻訳を使えばある程度意思疎通は取れるけど、通訳さんも細かい医療的な事を通訳するのは難しそうなので、あらかじめメディカルレポートを作成しておく事。
通訳さんは、渡航前から色々とサポートしてくれた。
○コロナ関連…2021.10時点
アメリカ経由したので、アメリカ用陰性証明が必要でした。
メキシコ入国時の陰性証明は不用でしたが、治療にあたり陰性確認が必要でした。これは、72時間前の陰性証明だった記憶です。我が家は都合により早くに日本で証明を取ったため、病院では時間切れになり再度検査することになりました（実費です(注意)）
○治療費8500米ドルの中に、PCR検査1回分が含まれてるそうです。
●滞在中の付き添いの生活はどのように行われるか
Monterreyの物価は日本と同じくらいです。
街中のおしゃれなレストランに行くとそこそこしますが、モールのフードコートなどは安いです。
コンドミニアムには調理器具はありますが、調味料はおいていないので、一から作るのは結構手間です。醤油や塩砂糖、味噌、出汁などを持っていって、大人はひたすらサラダとお肉かお魚焼いて食べていました。
Uber Eatsも頼めますよ。
子どもの分は基本的に日本から持っていった方がいいですが、1歳くらいまでの赤ちゃんであれば、アメリカのオーガニックのベビーフードが充実しているので、用意しなくても大丈夫かも。
タオルなどは置いてあります。
頼めば滞在中掃除もしてくれます。
障がい児用のシャワーチェアなどもあるので、困った時はまずスタッフに聞いてみるといいです。
ランドリーの洗剤はおいてある時もありますが切れてる時も。旅行用の洗剤のパッケージが役に立ちました。
●幹細胞の静脈からの投与と、腰椎穿刺での投与の違いについて。
・脳と中枢神経を守る血液脳関門という膜が備わっていて、ウイルスなど害を及ぼすものを通さないようになっている。https://www.jaam.jp/dictionary/dictionary/word/0111.html
・幹細胞は大きいので、透過する幹細胞もあるが、ほとんどがこの血液脳関門を突破できない。
・メキシコではこの問題を解決するために、腰椎に穴をあけて血液脳関門の中に幹細胞を注入して効果を高める。(その分施術自体のリスクは上がる)
・パナマ他、静脈注射の場合も効果はあって、脳に到達する幹細胞もあれば、第二の脳と呼ばれる腸を正常に機能させることで、実際に良い結果が得られている。治療実績も腰椎穿刺よりはるかに多いです。ドクターの話では、特に自閉症児と脳性まひ児への効果が顕著とのことでした。
