身体障害者手帳とは身体の機能に一定以上の障がいがあると認められた人に交付される手帳です。
お母さんたちの中には自分の子供が障がい者であると認定されることへの抵抗感がある方もいるようですが、子供だけでなく支える家族の生活を守ってくれる大事な手帳となります。
申請ができる時期になれば早めに申請しましょう。
対象となるのは?
身体障害者福祉法別表に掲げる身体上の障がいがある人が対象です。
別表に定める障害の種類(いずれも、一定以上で永続することが要件とされている)
① 視覚障害
② 聴覚又は平衡機能の障害
③ 音声機能、言語機能又はそしゃく機能の障害
④ 肢体不自由
⑤ 心臓、じん臓又は呼吸器の機能の障害
⑥ ぼうこう又は直腸の機能の障害
⑦ 小腸の機能の障害
⑧ ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害
⑨ 肝臓の機能の障害
身体障害者障害程度等級表に詳しい内容が載っています。
→ 詳細はこちらから
どうやって取得することができるの?
身体障害者手帳の交付申請は、住んでいる地域の福祉事務所または市役所にて行います。
都道府県知事、指定都市市長又は中核市市長が指定する医師の診断書・意見書、身体に障がいのある方の写真を用意し、交付申請書(地域により書式が異なります)と一緒に提出します。
手帳はどんな時に使われるのかな?
例えば肢体不自由1・2級を持っている場合
・医療費の助成
・特別児童扶養手当や障害児福祉手当
・補装具の支給
・公共交通機関の助成
・自動車税や水道料金などの料金の減免
などがあります。
手帳で受けられるサービスは各市町村によって異なりますので、お近くの障がい福祉に関する窓口にお問い合わせください。
スマホに障害者手帳が入れられるミライロIDとは?
スマホに障害者手帳を登録することができるのはご存じでしょうか?
手帳を忘れて受けられるはずのサービスを受けることができず悔しい思いをしたことのあるお母さんもいるのではないでしょうか。
ガサゴソ鞄から手帳を出す必要もなくスマホでパッと表示することができるので、介助しているお母さんにとってもとてもいいサービスなのでぜひ利用してみてください。
通常の障害者手帳としての機能はもちろん、お得な電子クーポンがついていたり障がい種別に応じた情報を知ることもできます。
実際に取得した人の声を聞いてみよう
手帳があることで手当を受け取ることができたり、腰が座っていなかったので座位保持椅子や移動用バギーの費用を支給してもらえたことでとても生活が楽になりました。
その時は断られてしまったのですが通っていた療育センターと相談して福祉用具申請のために必要なことを再度伝えたところ書いてもらえ申請も通りました。
成長によって手帳を返納する可能性もありますが、申請はできる時にしておいた方がいいと思っています。
手帳があることで、福祉サービスの申請がしやすいですし、美術館などの割引を使って親子で楽しむ時間が増えたりしたので申請してよかったと思っています。
出典
■ 厚生労働省HP 障害者手帳
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/techou.html
■ ミライロID HP
https://mirairo-id.jp