前回は放課後デイサービスをさがす際に気にして欲しい12のポイント(前編)をお送りしましたが、今回は続きの(中編)をお送りします!
近くの公園や川沿いへの散歩など、いろいろな場所にお出かけをする事業所と、全くしないところとさまざまでした。障がいのために外出が難しい子にとって、お出かけは新たな「好き」を見つけるキッカケになるかもしれません。
―我が家の場合―
頑張って公園に連れて行っていましたが、体が大きくなってからは介助が難しくなり、大声で叫ばれると「肩身が狭い」と感じることも増えています。この夏休みは今までで一番たくさんお出かけしてもらい、少したくましく落ち着いた姿が見られるようになりました。
長く続いている事業所は運営が安定し、スタッフもベテランで頼りになる印象です。中・高校生も在籍しています。一方、新設の事業所は魅力的なカリキュラムが組まれていたり、親のニーズにあった運営に努めていたり。スタッフの年齢が若くアクティブで元気な感じもします。
―我が家の場合―
新設の2カ所と10年以上前に開所の1カ所に行かせています。前者はお出かけが多く、カリキュラムがしっかりしていて課題活動も多いです。後者は室内のみですが、娘のペースに合わせて毎回ゆったりとさまざまな活動をしてくれます。
リハビリのような活動のほか、活動しやすい工夫(椅子の調整、課題の提示の仕方など)をしてくれるので、専門員がおられると、とても良いです。契約で週に1回来られるという事業所もありました。その場合、利用したい曜日に支援していただけるのか確認が必要です。
―我が家の場合―
ある放デイにはPT・OT・STさんが在籍していて、特にPTさんとは毎回歩く練習をしています。課題やカリキュラムも「こういった力を伸ばすため」としっかり目的を持って活動をしていただけています。
ワンフロアの事業所や、一軒家の1・2階を利用する事業所がありました。仕切りをつけず一目で全体が見渡せるようにしているところ、いろいろな部屋を仕切って活動ごとに分けているところも。身体を動かしたい子には1・2階があり広く使えるのも魅力的ですが、身体障がいがある子には、ワンフロアで段差がないのが一番理想的ではないでしょうか。広すぎたり、仕切りがあったりする場合は死角になる場所が増えてしまいます。
―我が家の場合―
自力歩行できないため、ワンフロアの事業所を優先しました。1・2階がある事業所の見学で「大丈夫ですよ」と言われましたが、子どもも介助者も負担が大きく居場所が固定化されそうなのでやめました。
次回は最後となる(後編)をお届けします!